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『クローバーフィールド』

クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション

N.Yのアパートの一室。そこでは日本への赴任が決まったロブのサプライズパーティが催されていた。
そんな時に起こった地震。それに続いて起こった大爆発。
アパートの外へ出た彼らの前に転がってきた“自由の女神”の頭。
一体何が起こっているのか・・・

マット・リーヴズ監督。製作は『LOST』や『M:i:3』を手がけたJ・J・エイブラムス。

この映画の特徴は、何といっても一人称のハンディカメラの画という形で全編が撮られている所です。
巨大生物と軍の戦いに巻き込まれ右往左往する市民の姿が臨場感たっぷりの画像で描かれています。
たしかに『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のパニックムービー版の感は拭えませんが、作品自体の完成度がまるで違います。

まず映画の冒頭に文字のみで、「クローバーフィールド」というのはセントラルパークで回収されたビデオテープの暗号名であることが明かされますが、この際に誰の声も姿も出てきません。この段階で、観客は映像資料を直接検証する形で見せられるわけです。これは観客と映画をシンクロさせる見事な手法だと感心しました。

さらに序盤のパーティの模様の描き方が上手いですね。このパーティの準備から開催までのシーンには三つ大きな役割があったと思います。
一つ目は、災禍の前の日常を描くこと。私は元来、パニックムービーやホラームービーは、事が起きる前の段階をキチンと描けるかで作品の出来が変わってくる、と思っています。いきなり日常とはかけ離れた情景であったり、雰囲気ではその後に起こる出来事との落差が感じ難いと思います(典型例が『呪怨』)。この作品は、エンドロールを除けば70分ほどしかない作品です。にも拘らず、この部分に約15分をかけていることが、作品の質を大きく押し上げていると思います。
二つ目は、この場面をつかって主要キャラクター(ロブ、ジェイソン、リリー、マリーナ、ハッド、ベス)の関係性とキャラクターを説明すること。これ以後は目まぐるしいサバイバルが繰り広げられることになるので、この時点で観客に人物像を把握させておくことは、必要不可欠です。
最後に、観客を画面に慣れさせることです。この場面を使って手振れする画に慣れさせることで、さらに激しくぶれるこれ以後のシーンが見やすくなってきます。実際に私は、冒頭はつらかったのですが、自由の女神の頭が転がってくるあたりで気にならなくなりました。というより、意図的にアクションシーンでは見やすくなるように、手振れを抑えているのでしょう。

もちろん細かい点(カメラの仕様など)は色々あります。
しかし、一番の不満はクリーチャー。
その姿は「グエムル」にそっくり!
さらに最も不要だった、“小クリーチャー”。なんでこんなモノ出したのでしょうか。『GODZILLA』といい、ハリウッドはこのネタが好きですね。
もう少しクリーチャーの魅力を出せなかったものでしょうか。

殆ど謎は解明されずに終わり、続編も決定したようなので、普通のモンスターパニックムービーの形式で、解決にあたる人間を主人公にした続編を作ってほしいですね。間違っても今作と同じ形式では出すべきではないでしょう。


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テーマ : 映画館で観た映画 - ジャンル : 映画

タグ : クローバーフィールド 映画

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