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【小説】天使の囀り

天使の囀り (角川ホラー文庫)

映画にもなった『青の炎』の作者、貴志祐介さんの長編ホラー。

アマゾンから帰国した主人公(北島早苗)の恋人・高梨は人格が一変し、そして不可解な自殺を遂げる。さらにアマゾンで高梨と行動を共にした人間たちも次々に不可解な自殺を遂げてゆく。さらに異常な死は高梨達とは関係の無い人にも伝播していく。果たして彼らの死は何によってもたらされたのか?そして高梨の語った「天使の囀り」とは?!そして物語は驚愕のラストへ。

この小説は、構造としては『リング』によく似ています。異なるのは、主人公に差し迫った脅威がラストまで無かったことぐらいでしょうか。
あらゆる描写が緻密で生理的な嫌悪感を感じることもありましたが、怖さはそれほど感じません。
終盤までは北島早苗と萩野信一の視点が順番に描かれていたのに、ある場面から早苗の視点のみになったのは実に暗示的で、構成が上手い!と思いました。
ただ題名や作中に神秘的で魅力的な言葉が散りばめられているのに、ストーリーが科学的な解釈のみで進んでいくのは勿体ない気がします。

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