探偵倶楽部、の掟(^^
今日は日食でしたね。
職場にいた私は、気が付いた時は既に終わっていた感じでしたが・・・。
野生の勘とは無縁のうちの子達もこんな感じでした。
今日は久しぶりに東野圭吾作品2冊を読み終えたので、ちょっと感想を。
まずは、会員制の興信所“探偵倶楽部”が関わった5つの事件を描いた短編集『探偵倶楽部 (角川文庫)』。
この作品は、残念ながら設定が生かしきれていませんね。
会員制の機関を絡ませる必然性が、5つの事件から感じられないのは残念。
手法は東野作品によく見られるものが満載で、個人的には「罠の中」はニヤリとさせられますね。
続いて、先ごろドラマ化もされた推理小説ネタバレ満載の『
名探偵の掟 (講談社文庫)』
ネットのニュースで、ドラマがつまらないのは出演された松田翔太さんや香椎由宇さん、脚本のせいである旨の記事を見たことがありましたが、その意見には半分賛成で半分反対。
なぜかと言いますと、原作自体がそれほど面白くない気が・・・。
というよりも、この作品は推理小説が好きな人がお約束の説明を見てニヤリとする類のもので、決してストーリーを楽しむものではないんですよね。
とはいえドラマ出演者のコメディセンスは?ですし、ドラマの時間の枠も長すぎる、そして何よりもお約束の暴露が弱い(もっと徹底的にやらないと!)・・・恋愛要素を入れるなら、ガリレオのドラマ化みたいに大河原を外して、そのポジションに女性を嵌めた方がスッキリする気もしました。
今度は湊かなえさんか、道尾秀介さんの長編が読みたいですね。