クリスティーナ・リッチの魅力爆発のラブコメディ 『ペネロピ』
- キャスト
- クリスティーナ・リッチ/ジェームズ・マカヴォイ/キャサリン・オハラ/ピーター・ディンクレイジ/サイモン・ウッズ/リース・ウィザースプーン(製作)
- スタッフ
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監督:マーク・パランスキー
脚本:レスリー・ケイヴニー
撮影:ミシェル・アマテュー
美術:アマンダ・マッカーサー
音楽:ジョビィ・タルボット
衣装:ジル・テイラー - あらすじ
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ウィルハーン家の先祖が受けた呪いのために、豚の鼻と耳を持って生まれた少女ペネロピ(クリスティーナ・リッチ)。
彼女の呪いを解くためには名家の男と結婚しなければならない(らしい?)。
彼女の呪いを解くべく母・ジェシカ(キャサリン・オハラ)は、彼女が18才になると屋敷へ次々にお見合い相手を連れてくるが、お見合い相手たちは彼女の姿を見た途端に逃げ出してしまう。
7年間そんな生活を過ごしたペネロピの元に、新聞記者・レモン(ピーター・ディンクレイジ)とお見合い相手だったエドワード(サイモン・ウッズ)に雇われた、落ちぶれた名家の青年・マックス(ジェームズ・マカヴォイ)が彼女の写真を撮るためにやってくる。
鏡越しに時間を過ごすうちに惹かれあっていく2人だったが、姿を見せたペネロピにマックスが触れようとした瞬間に隠しカメラが作動してしまい・・・。 - 公式サイト
- http://www.penelope-movie.com/
正にクリスティーナ・リッチのクリスティーナ・リッチによる、クリスティーナ・リッチのための映画。
豚鼻でこれだけ愛らしく映るのは彼女だけでは!それから何と言っても声が最高ですね(^^
正にキャスティングの勝利!
個人的には『アダムス・ファミリー』『キャスパー』『バッファロー'66』『ラスベガスをやっつけろ』『スリーピー・ホロウ』『耳に残るは君の歌声』『モンスター』と数ある彼女の作品のなかでも一番かも?
そう考えると彼女の姿を見た途端2階の窓から飛び降りるほど驚く男達って・・・。
さらに見逃せないのがセットや衣装。
色彩センスが抜群で、マックスの見ている街とペネロペの見ている街の対比も見事でした。
呪いに捉われているペネロピをはじめ、登場人物たちは様々なものに捉われています。
仲間を裏切った過去から目を背けてギャンブルに逃げているマックス、娘を愛していながらも最も彼女を受け入れることができていないジェシカ、右目を失いプライドを傷つけられた原因のペネロピのスクープに固執するレモンら登場人物たちはペネロピと接し、彼女の成長を感じることで新たな一歩を踏み出せるようになっていくんですよね(ただジェシカは・・・^^;)
悪役不在のラブ・コメディであり、一人の女性の成長物語。
とてもかわいく気持ちの良い作品なので強烈にオススメです!
ただ描かれなかったマックスの過去(裏切ったみたいな話がありましたが・・・)と、ペネロピの異父姉の所在が気になりました。
タグ : 映画 ペネロピ クリスティーナ・リッチ